彷徨える限界おじさん。ギャンブル依存症の苦悩。

借金
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こんにちは。限界おじさんです。

長い期間、借金生活を送っていると、色々としんどいことがあります。

特に、『毎月少しづつ借金を減らしても、数日で数十万円をギャンブルで溶かして、また借金が増える』ことで精神が蝕まれる。

この現象を『ちゃぶ台返し』と呼んでいる。

『ちゃぶ台返し』とは、順調に進行している物事に介入して、振り出しに戻してしまうこと。

weblio辞書より引用

多くのギャンブル依存症が『ちゃぶ台返し』を経験しているだろう。

3歩進んで2歩下がる。

時には、『3歩進んで5歩下がる』といったことが、頻繁に起こる。

『ちゃぶ台返し』が発生した時の心境は、言葉で正確に表すことができないのだが、後悔、喪失感、疲労感、虚無感、不安、自己嫌悪、絶望といった様々な感情に襲われる。

自業自得なので、他への責任転嫁もできず、己で消化するしかない。

数日間悩んだ結果、辿り着く答えはいつも決まっていて

『気持ちを切り替えて頑張るしかない』

それ以外に選択肢はないわけなんだが…

反省をして、また少しづつ借金を減らす努力をする。しかし、前回の『ちゃぶ台返し』の記憶が薄れたところに、『ちゃぶ台返し』アゲイン。

(ちゃぶ台返しが襲来する際は、ギャンブル以外の思考は停止する。前回のちゃぶ台返しの苦い思い出、今回のちゃぶ台返しで訪れるであろう悲惨な未来などを考えることができない。)

これが、短いスパンで何度も起こるわけよ。これまでに何百回と繰り返している。

認知の歪みと言えばいいのか、頭では分かっていても、この愚かな行動を制御できない。

その結果、精神は疲弊し、身体の不調、意欲の低下など生活に著しい影響を与える。もちろん、経済的にも大きなダメージを喰らう。

数年間に渡る、心身の不調、労働意欲の低下の結果、私は無職になった。

正直、ちゃぶ台返しの無限ループにウンザリしているわけなんだが、どうやってこれに対処したらいいのか分からない。

こいつの厄介なところは、トライ&エラーの効果があまり見られず、改善されることなく何度も繰り返される。

限界おじさんもお手上げ。

おそらく、健常者にはこれらの不可解な現象(行動)が理解できないと思う。

『ギャンブルしなきゃいいだけやん』

と断罪するだろう。

しかしね、我々、ギャンブル依存症にとっては、そんなに簡単な話じゃないのよ。

分かりやすく言うと、男性に『オ○ニーを辞めろ』という感じかな…

無理やろ?

昔は、ギャンブルを辞めようと試みたよ。何度も何度も。そのたびに失敗し、最終的には『ギャンブルを辞める』ことを諦めた。

私の人生からギャンブルを排除することができないので、共存する道を選んだのだが、繰り返される『ちゃぶ台返し』には、辟易している。

ちなみに、ギャンブルについて否定するつもりは1ミリもない。ガチガチの肯定派である。

支離滅裂なことをつらつらと書いているのだが、私自身、何が最適解なのか分からない。

諦めずにギャンブルを完全に断ち切る努力をするべきなのか。それとも、うまく共存していく努力をするべきなのか。

20年以上の間、最適解を探して彷徨っている。

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